皆さん、こんにちは。院長の星野です。

今日は、細胞についてふれたいと思います。
私たちのカラダは、約60兆の細胞でできてます。

今回の写真は、8年前、私がある歯科材料の生体親和性の実験をした際に、
電子顕微鏡を使って撮影した歯髄(歯の神経)細胞の一部である線維芽細胞です。
(中央付近の菱形で細い線を出してるのが細胞です)

患者さんから許可を頂き、抜いた親知らずから細胞培養しました。
なかなか神秘的です。

スパーダーマンみたいに手足を伸ばして歯科材料に張り付いてます。
つまり細胞が生きたまま付着してることから、この歯科材料はかなり
生体親和性があることが分かります。

この細胞は、コラーゲンを産生したり、自分自身や他の細胞に影響する
タンパク質を分泌しています。そうすることで、歯髄の代謝維持に役立ってます。

大学院時代、この細胞に栄養(培養液)を与え育てながら実験してたのですが、
「いい感じに育ってるな」とか、だんだんペットのように思えてきました^^

治療中も、細胞の事を考え「こんな反応をしてるのかな?」とか感じながら
治療を行ってます。

星野歯科クリニック